麩の創作料理 よしだや 本文へジャンプ
■麩の種類と特徴、歴史


■車麩

 3回巻と4回巻がございます。3回巻は、さらっとあがりますので揚げ物に適しています。戻しやすいので扱いやすく、大根の炒め物、大根の甘酢添えなどに。4回巻はきめが細かく、じっくりと時間をかけてつくる料理に合います。また、のど越しもつるっとしています。

■かばやき麩

 ロール麩を半分に切ったもの。バター焼きなどに。よしだやのオリジナルです。

■ロール麩

 小車麩を長めに切ったもの。トマト煮やクリーム煮に使用。よしだやのオリジナルです。

麩の歴史

 「麩」とは小麦粉のたんぱく質グルテンのことです。日本には中国から仏教の僧侶たちによって伝えられました。
 中国では「麩筋(めんきん)」と呼ばれ、唐の末から元の時代にかけて記録があるそうですが、日本の記録は1352年(正平七年)「嘉元記」に出てくるもっとも古い「麩」の言葉です。
 語源は小麦の中でたんぱく質含有量の多い殻粒の果皮を「麩(ふすま)」と呼んでいた処から出ています。
 当初はグルテンそのままを「生麩(きぶ」として食べていましたが、千切れやすく調理がとてもむずかしかったようです。
 江戸中期、加賀前田家の料理人舟木伝内が発見した麦の粉を入れる方法が煮崩れしない
現在の「生麩(なまふ)」の基になって一般に出回るようになりました。
 現在はグルテンにもち米を混ぜ、蒸したものを「生麩(なまふ)」といい、グルテンに小麦を混ぜ、焼いたものを「焼き麩」といいます。
   
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